天然姫様と秘密の王子様
巧side
「もういいよ」
そう言った野々下は悲しい顔をしていた
全部俺のせい…
だから野々下に引きずってもらっては困る。
「野々下…俺のこと嫌い?」
「わかんない。でも、嫌いだよ…柳城くんは」
「じゃ、出てって。俺の存在消して」
「えっ!?それは嫌だ!!
明日からも話そうよ」
「野々下はいいのか?」
そう問いかけると、野々下は笑った
つらく
悲しく
でも、キレイで。
メニュー