You Love...
「あ、優樹ちゃん、萌ちゃん、いたぁ!」





教室ではアルバムを見たり、ランドセルに





メッセージを書いたりしていた。





「あー!あたしのにも書いてよ!」





「もちろん!第一号はあたしだぁ♪」





「あ、ずるっっ!」





萌がペンをとって書き始める。





6年間使ってきたランドセルに





どんどん文字が増えていく。






これを見てやっと、卒業したんだ、





という実感がわいてきた。





「ね、萌のにも書いていい?」





「うん!!」





『萌とは6年間一緒だったね!


 中学校でも同じクラスだといいねぇ。


 ずーっと友達だからねっ☆  優樹』



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