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「もし机やイスを他の人と交換できるようだったら今してください。」




先生はそう言ったけど、あたしは知ってる人がいなかった。




でも、女子は立ってたから、話しかけることにした。




「ねぇ、イスと机、どっちが合わないの？」




「え？」




「イスと机、どっちが合わない？」




その子は片岡里奈ちゃんって言って少し目つきが鋭かった。




「里奈は机だよ。」




「あ、じゃあ交換しない？」




「いいけど。」




・・・まだ心臓がバクバクいってる。




どうにか片岡さんと机を交換してあとはイスだけになった。




「じゃー高さ合わせるから来てー。」




先生が廊下から呼んだから、あたしは行った。