You Love...

それから何日か経った日のこと。





卒業式の練習の後に、女子は皆で中学について語ってた。





「ねー、愛子って別の中学行くんでしょ?」





そう言ったのは、6年間同じクラスだった萌だった。





ここに愛子はいないけど、もう噂になっていることだった。





「らしいねー。嬉しっ♪」





「ところでさー・・・」








あたしは少なからず中学というものに不安を抱いていた。





"先輩" "部活" "勉強" 他にもたくさんあったが、一番不安だったのが





『北小の人と仲良くなれるか』だった。





あたしが通ってる小学校は東小で、
中学ではこの東小と北小が合体する。





東小では、北小は悪い、というイメージがあった。





「卒業はしたいけど、入学はしたくないよねー。」





萌の言葉。





それに皆納得して、「嫌だー」とか嘆いてた。


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