君の隣に~ヤンキーの娘の恋物語~
「はぁ…はぁ…はぁ…」
意外と広い敷地に、息を乱す。
そして体育館に着き、裏へ回ろうとした時だった。
「――付き合ってください…!」
まさかのタイミングだった。
てゆうかそもそも、なんでここに来たんだろう。
別に告白を邪魔しに来たわけじゃない。
二人が付き合うのを阻止するため?
けどそんなことしたら絶対に嫌われるって分かってる。
じゃあ何だ?うちも乱入して告白とか?
ああもう!わけわからん!自分何がしたいねん!