君の隣に~ヤンキーの娘の恋物語~












「俺から、話していい?」








その言葉にゆっくりと頷いた。










窓から入ってくる風に、カーテンが少し揺れた。





もう、今何時なのかとか、ここ学校だとか、すっかり頭から消えていた。








今のこの空間を、大事にしたいと思った。


























「好きです。俺と、付き合ってもらえませんか?」









真っ直ぐな瞳で、岩崎くんは、そう言った。








その言葉を理解した時には、頬に生温いものが伝う感触。








それを見て岩崎くんは慌てだして、座ってたベッドから立ち上がった。











< 234 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop