君の隣に~ヤンキーの娘の恋物語~
「…………」
「あの……話というのは?」
彼が口を開かないので、私は恐る恐る聞いた。
「あぁ、そうだった。あのさ、突然で悪いんだけど、アドレス教えて?」
「うん。………って、えっっ?!!」
アドレス教えて?…って言ったよね?
あまりにもいきなりすぎて、パニックになっていた。
「だめ?」
「ううん!そんなことは……でもなんで?」
現在一番の疑問をぶつけた。
しばらくしてから、彼は口を開いた。