ずっと 一緒に [短編]
私たちは病院の隣の喫茶店に入った





おばあちゃんと向き合って席につく





私の服の袖が少しめくれていたせいか





おばあちゃんが私の腕に釘づけになっている





私はドキッとして





腕を隠した





「その茶色のアザは、タケルにやられたのかな?」





え?





何で・・・





わかるの?





「すまないね。大切なお嬢さん、キズものにしてしまって・・・。タケルの腕にも同じようなアザがあるの、知ってるかい?」





「・・・はい。」





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