蒼い太陽

*2*

翌朝、目を覚ますと身体が軽かった。


昨晩久々に月の光を浴びることが出来たためだろう。

フィリシアの隣ではキュイキュイがまだ眠っている。

…あの後、ミシャは『寂しい』という感情について思いつく言葉で説明をしてみせたか、フィリシアはいまいちピンとこなかった。


そんなフィリシアに対しついには、


「そのうちわかるわよ…。」

と、苦笑してミシャは話を打ちきった。


< 101 / 352 >

この作品をシェア

pagetop