蒼い太陽
「おはよー。キュイキュイ。」


つんつん、とつついてみる。


キュイキュイはうっすらと金色の瞳を覗かせたものの、再び瞼を閉じてしまった。


「つまんないの。」


することが無いため、もう一眠りしようと布団に潜る。


その時、部屋の扉をノックする音が耳に届いた。


のそのそと起き上がり、扉に向かう。


誰かを確認することなく扉を開くと、口をあんぐりと開け唖然とするダリアの姿があった。


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