蒼い太陽
「え?あ、うん…」


きちんと返事をする前にすでにダリアは部屋に入っていた。


「あのね、今までの生活が生活だったってのもあると思うし、この部屋の中だけなら良いのよ?


そんな肌着一枚でも!!


だけど、この部屋から出るときはちゃんと服を着なさい!


危ないじゃない!!」


ダリアはどかっとベッドの足元に置いてあるふかふかのクッションに座る。


「危ないってなにが…」


ものすごい剣幕で怒るダリアに圧倒され、自然と声がか細く小さくなっていくのを感じた。


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