蒼い太陽
「何であるにせよ、一度話してみる必要があるだろう。


闇族ならば好都合。奴等とはいずれ決着をつけねばなるまい。


闇族の狙いを聞き出す良い機会となろう。


…これはアヤトとユウに任せたい。


もしものことを考えてミシャにはこの城に残ってもらう。


アヤトとユウは明日、その者を捕らえるために森へ向かって欲しい。」


「承知しました、レガート様。任せて下さい。ユウには伝えておきます。」


アヤトはレガートにはっきりと言った。


「頼んだぞ。」


レガートはにこっと笑った。


その目はとても優しかった。


「報告ありがとう。今日は疲れたであろう。ゆっくり休息をとると良い。」


レガートはさっと立ち上がり、足音も立てずに奥の自室へと戻っていった。
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