蒼い太陽
この穏やかな食事の中、ご馳走にありつくことが出来たキュイキュイは黙々とダリアをはるかに凌ぐ量の肉や野菜を平らげていた。


皆食事が済み、それぞれに会話を楽しんでいた。


やがて、大きな鐘の鳴る低い音が城全体に響きわたる。


その音を聞いてレガートは言った。


「さ、時間だな。今日も皆それぞれの役割を果たすとしよう。


アヤト、ユウ、ミシャはいつものように警備や剣士たちの補佐をやってくれ。」

はぁい、とミシャは立ち上がり、ずずっと紅茶をすすった後、アヤトの腕を引っ張って部屋を後にした。


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