蒼い太陽
「そう…月族が滅びるその日だ。


闇族は月族太陽族関係なく、その場にいる人々を襲撃した。


カースト一族もその一例だ。


カースト一族は強い魔力を持つ一族として有名だったが、力が強大しつつある闇族を相手に苦戦を強いられたらしい。


まだ幼いアヤトは魔力も十分ではなく戦える状態ではなかった。


次々に闇族が攻め入る中、アヤトは月族に助けを求め月族の元へ走った。


そこでアヤトが目にしたものは…誰もいなくなった月族の村だったというわけだ。


死体も無かった。それでアヤトは、月族が太陽族を残しどこかへ逃げたのだと思ったんだ。」
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