蒼い太陽
「誤解?何が誤解だって言うんだ。あの時俺が見た光景が、偽りとでも言うのか?


お前達は、俺たちを見捨てて逃げたんだろ…」


アヤトの表情が辛そうに歪む。


「皆お前達のせいで死んだ…お前に想像出来るか?


闇族の圧倒的な力を前に、全然歯が立たなかった。


太陽族と闇族の力は、いつからかあんなに差が出来ていた。


月族が手を貸せば闇族だって倒せるはずだったのに…」


「違う…違う!!」


フィリシアは喉がつまって言葉が出てこなかった。


「違わない!お前達は裏切ったんだ!」


アヤトが怒鳴る。それは…とても辛そうに。


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