蒼い太陽
「まぁ、本当のことなんだけどさ。余計に枯れるなんて…酷いよね。」


本当に、ダリアはころころと表情が変わって面白い。

フィリシアはダリアといるようになって笑うことが多くなったと、自分でもわかっていた。


ダリアの優しいオーラは、周囲の人を和ませる。


とても、安心して一緒にいられる友人である。


「…へぇ、まぁ、酷いな。俺も回復魔法は苦手だけど、ここまでじゃないぞ。ってか、なんで回復魔法?」

「私を手伝ってくれようとしたのよー。」


ダリアはとても嬉しそうにアヤトに話した。


フィリシアは再び何だか恥ずかしくなり、赤面していた。


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