蒼い太陽
他人に初めて抱くその感情に戸惑いを覚える。


その反面、現在の空気のまま会ったときにあの冷たいアヤトの瞳に見つめられることがとても怖く思えて、会いたくないとも思うのだった。


気分が晴れないまま、そっとフィリシアは瞳を閉じた。


どうしてこんなにも体調が崩れているのか…フィリシアにはわからなかった。


「はぁ…どうしてかな?アヤトとのことがあってからだ…そんなにダメージ受けちゃったのかな?」


そばにいるキュイキュイにそっと話しかける。


キュイキュイは目をぱちくりとさせるだけだった。


< 188 / 352 >

この作品をシェア

pagetop