蒼い太陽
「っ!!」


放たれた弓がフィリシアの右肩に鋭く突き刺さった。


フィリシアはギリッと歯を食いしばり苦痛の表情を見せた。


フィリシアはそのままガクンと膝を折り、地面にうつ伏せに倒れた。


(魔力が使えればこんなの…かわせるのに…!)


フィリシアは限界だった。


激しい肩の痛みに加え眩暈を感じていたフィリシアの意識はすうっと遠のく。


(ダメ…意識を失ったら…)


< 232 / 352 >

この作品をシェア

pagetop