蒼い太陽
低音の凛とした声が響き、ざあっと、辺りにギスギスとしたオーラが立ち込めた。


リトと呼ばれた茶色の髪の剣士はピタッと手を止めた。


剣士たちは聞こえてきた声にはっとして道をあける。


その先には、不機嫌な顔をしたアヤトが立っていた。


「あ、アヤト様!」


リトはパアッと表情を明るくしてアヤトを見た。


そんなリトに、他の剣士たちがぎょっと目を丸くした。


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