蒼い太陽
「こ、このアヤト様のオーラが怖くないなんて…なぁ?」


「あ、あぁ。」


リトはすごい。


この瞬間、その場にいた剣士たち全員が思った。


アヤトは小さくため息をつくと、フィリシアへと近づいた。


「…こいつは俺が引き受ける。

お前たちはもう下がって良い。」


アヤトはそう言って、フィリシアを抱き上げた。


フィリシアの顔色は蒼白だった。


ぐったりと、アヤトの胸に頭を預けている。


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