蒼い太陽
残されたアヤトはフィリシアを見下ろして深くため息をついた。


地面に片膝をつき、フィリシアの右肩に刺さった弓を抜き取る。


その瞬間、フィリシアがかすかに苦痛そうに顔を歪めた。


アヤトは再び立ち上がり、フィリシアを連れ中庭を立ち去った。


中庭の物陰から、ミシャがその様子をじっと見つめていた



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