蒼い太陽
「やはり気づいたね。…どうやら私の限界が来たようだ。


もっと、お前のそばにいてやりたかったがね。


……お前を一人にしてしまう。


すまないね…これから先、お前には試練が訪れるだろう。


それが何なのか、私にはわからぬ。


この間そのことは話したね。


お前に全てを託さなければならないことは申し訳ない。


…お前をここへ連れてこられた、それだけで私は満足だ。


ここは太陽族の領土だがね。


彼らも領土にこのような場があるとは知るまい。
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