蒼い太陽
少しの間ぼうっとしていると、何かが近づいてくる気配がした。


――――ぴょん、ぴょん、


「…?」何かが跳ねている?


――――ぴょん、ぴょん、


「キュイッ!」


「…なんだ、お前か。よくわからない気配を持っているなお前。」


キュイキュイはアヤトの前までくると、嬉しそうにその場で飛び跳ねる。


「キュイッ!」


そうして、今度はアヤトの胸の中に飛び込んできた。


「っ、馬鹿!」


水に触れたら…―!!


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