蒼い太陽
でも………キュイキュイが鳴いている。


嫌な予感を振り切り。外へ出た。


そこで見たものは、


若い男の………人……だった。


それも二人。


一人は明るい茶髪でツンツンした髪。


もう一人は漆黒の長髪で、後ろに一つに束ねていた。

同じ歳くらいだろうか?


黒い髪の方はキュイキュイの尾をもって逆さづりに持ち上げていた。


予測しなかった事態に、一瞬立ち尽くしてしまった。

昨日から何なのだろう?


二人の男はフィリシアに気が付くと、目を開いて驚いた様子だった。





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