蒼い太陽
「この城を…そう、すごい魔力なんだね。すぐに回復できるの?」


「あぁ、大丈夫だ。」


「良かった…。目が覚めた途端暴れてしまって本当にごめんなさい。


月族なんて…驚いた?」


ユウは少し悩むそぶりをしたあと言った。


「うん。確かにね。俺たちは皆、月族は滅びたものと信じていたし……まぁ、完全に滅びたわけじゃなかったんだな。


それで十分だと思うよ。」

さてと、と言ってユウは立ち上がり、服についた埃を払った。
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