蒼い太陽
「あーもう!」
フィリシアは誰に言うでもなくそう呟くと、むくりとベッドから起き上がった。
再び光がほんのりと灯る。
すぐ横ではキュイキュイが気持ちよさそうに眠っている。
ベッドから抜け出すと、クロゼットから真っ白なストールを出して身体に羽織った。
ストールといっても、華奢で背もそれほど高くないフィリシアにとってはシーツと変わりない程大きい。
すそを少し引きずってしまう形になるが、気にしないことにした。
そっと音を立てないように廊下へ出た。
廊下は何一つ音がしない。
皆眠っているのだろう。
真夜中だが、少し探検してみることにした。
どうせ真夜中だ。誰かに会って怪しまれることもないだろう。
ほんのりと光が灯る廊下を延々と歩く。
突き当たりにある光の柱に入り、そしてまた歩く。
自分がどこを歩いているのかは全くわからなかったが、不安は全くなかった。
フィリシアは誰に言うでもなくそう呟くと、むくりとベッドから起き上がった。
再び光がほんのりと灯る。
すぐ横ではキュイキュイが気持ちよさそうに眠っている。
ベッドから抜け出すと、クロゼットから真っ白なストールを出して身体に羽織った。
ストールといっても、華奢で背もそれほど高くないフィリシアにとってはシーツと変わりない程大きい。
すそを少し引きずってしまう形になるが、気にしないことにした。
そっと音を立てないように廊下へ出た。
廊下は何一つ音がしない。
皆眠っているのだろう。
真夜中だが、少し探検してみることにした。
どうせ真夜中だ。誰かに会って怪しまれることもないだろう。
ほんのりと光が灯る廊下を延々と歩く。
突き当たりにある光の柱に入り、そしてまた歩く。
自分がどこを歩いているのかは全くわからなかったが、不安は全くなかった。