蒼い太陽
びっくりした途端、月の光はサァっと飛び散り、消えた。


「あ、さっきの…。」


瓦礫の中、道を造りレガートを避難させていた彼女の光景を思い出す。


「あの状況で私達を見てる余裕あったのね。どうしたの?こんな真夜中に。」


「眠れなかったから…歩いているうちに此処にたどり着いたの。


あなたは?えっと、ミシャさん?」


「ミシャでいいわ。私も目が冴えちゃってね。


早く寝すぎたのよ。」


と、言いつつもミシャはあくびをしていた。
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