最強ミックスフルーツ
「なんだ・・・おまえ?」

理輝が顔をあげた。


「英語見せてあげたでしょ。」


「別に見なかったし。」
顔を伏せようとしたから
教科書を勢いよく取り上げた。


「どうせ寝るなら
いらなくないの?」


「何なのよブスが・・・・」


「ブスでもいいよ。
別に可愛いと思ってないし~」
心の中はメラメラしている。


教科書を取り上げて
私の席に置いた。


「俺んだろ?」


「いーじゃん、どーせ寝てるんだし。」


「ムカツクな。」


「こっちのセリフだよ。」



理輝が引っ張って席の真ん中に
落ちついた。
< 103 / 430 >

この作品をシェア

pagetop