最強ミックスフルーツ
理輝にささる私を見て


「リンゴちゃんって
まじにたくましいよな~」


「俺らの見る目に間違いないってことだな。」



「ふつうの子ならさ
理輝にあれだけ拒否されたら
落ち込むけどな~
ほっぺ真っ赤にして立ち向かうのが
もう笑っちゃいけないけど
なんかリンゴと理輝が戦ってるようでさ
ウケるよ~ほんと。」


二人が笑いながら
帰る私に声をかけた。



「こう見えても落ち込むよ。
真顔で、リンゴブスとか言われるんだよ。
ウザイ、消えろとか~」
私がそう言うと


「なんだろうな~
動じてるようには見えないから。」
つよピーが笑いすぎて涙を拭いた。



「うちってM子なんだわ~
理輝と話すようになってわかった。
以外とそうなんだって。」


また二人が顔を見合わせて
大爆笑する。


「そんなにおもしろいこと
うち言ったのかな?」



崩れそうな二人は後ろで大爆笑

私は女子の痛い視線を浴びながら
地下鉄へと向かう。
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