最強ミックスフルーツ
あまりの臭さに鼻をつまんでいる私を見て
理輝は茫然としていたが


「なんでこいついるの?」


「今日、俺ら一緒に遊んでたからさ。
おまえとも遊びたくてさ。
リンゴちゃんもつれてきたってわけさ。」
まーくんがコントローラーを奪った。



「おいで、汚いけど。」
つよピーが私の手を掴んで
ソファーに座らせるのを唖然としながら
見ていた理輝が


「なんで勝手に入ってんのよ。」
と怒鳴った。



私は鼻をつまんだまま


「くたい…」と言った。


「はぁ?」理輝がすごんだ。


私は口と鼻をハンカチで押さえ治して


「臭いって~~~!!」

そう言って窓を開けに駆け回り
顔を外に出して思いっきり深呼吸した。


二人はゲラゲラ笑った。
< 116 / 430 >

この作品をシェア

pagetop