最強ミックスフルーツ
次の朝、学校に向かう道に
理輝が歩いていた。


背中からもオーラが出ている。


周りにいる女生徒からも
キャーキャー聞こえる。


今日は学校でずっと見ていられる


そう思うと嬉しい。



そんな後ろ姿を見ながら歩いていると
数人の大人が理輝を囲んだ。



「HARUHIさんのことで聞きたいんですが。」


「仲良かったんですよね?」


理輝は怪訝な様子で無視して歩いた。



「自殺の原因に心当たりは?」


「付き合っている人を知ってました?」


男たちは次々と質問を浴びせる。



「おとうさんとは、何かお話してますか?」


「おとうさんとHARUHIさんとの
関係をどう思ってますか?」


理輝の顔が変わった。
その男の手を払いのけた。



咄嗟に私は、殴る



そう感じて走り出して
理輝の手を掴んだ。


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