最強ミックスフルーツ

「今日のあんた素直だね。」


「そっか～」


「こんなに話せるなんて
思ってなかった、増して一緒にサボるとか…」



「そうだよな～
俺はだいたいサボりだけどな。」



「私もサボっちゃったし……
困っちゃった。
ばれたら大変～～、妹と弟に
示しがつかない。
そろそろ学校に戻んなきゃ……」


私はもう少しこうしていたかったけど
立ち上がってスカートをほろった。


「理輝はどうすんの？」


「俺はこのままサボる～～」



「行かないの？学校？」



「うん～もう少しここにいる。
おまえは一人で行けるか？」



「うん、学校ここから見えるから。」



サボりたい
一緒にサボりたい・・・・


でも・・・・
でも・・・そんなことしたら
何言われるかわかったもんじゃない・・・


後ろ髪惹かれる思いで
私は理輝を一人にして学校に
戻って行った。