最強ミックスフルーツ
「誰かに迎えに来てほしかった。
だからうちにこの場所を教えた
違う?あまのじゃく!!」



「な・・・何言ってんだか・・・」


理輝が懐中電灯を消した。


「やめてよ!真っ暗じゃん。
つけてよ!!」


「やだね。その減らず口がムカツクし。」



真っ暗になった私の目の前に

都会の夜景が広がった。
月明かりがけっこう明るいことも



「きれい~~
朝のときとは全然違う。」



「この明かりの中で普通の家庭は
あたりまえによるを迎えているんだろう。」



理輝の気配を後ろで感じた。



「そうだね。
幸せな人もいればそうじゃない人もいて。
それでもみんな生きていかなきゃいけない。」


「不公平だよな~」



「それなら幸せに生きる努力しようよ。
一緒にさ、一人じゃないって。」




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