最強ミックスフルーツ
風と一体化している。


直接感じる風が緊張感と
気持ちよさでごっちゃになった。


細い理輝の腰回りは
私の力で折れてしまいそうだった。


信号で止まると


「どこ行くの!?」と聞いてみたけど
理輝は答えなかった。


密着しているからだは温かくて
理輝を一人占めしているようで
嬉しい気分になった。



大きな道を曲がったりしてるうちに
どこなのかはもう
私にはわからなくなった。


道はいつの間にか狭くなり
バイクはやっと広い場所に停まった。
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