最強ミックスフルーツ
理輝がバイクから降りて
まだ耳がボ~~ンとしてる
私を抱きかかえて
下ろしてくれた。


うわ…
重いのに…恥ずかしい…



「あ、ありがと。」
私はあわてて言った。


理輝はまた私のメットをはずしてくれた。



ヘルメットをとった瞬間
風が吹いて
私の髪の毛を揺らした。


「ここ?」


「海だよ。」


「海!?」
理輝がみている方向に向かって
私はたまらなく
走り出した。



坂を登るとその先は
真っ青な海が広がっていた。
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