最強ミックスフルーツ
理輝の部屋は相変わらず汚い。


「臭い・・・
せっかく危険をおして来たのに。」


「うっせーな。」


「いた…っ…」


「どうした?」


「ちょっと足首が痛かった。」



「無理すっからだぞ。」
理輝は私の足首をなぜた。



「湿布するか?」

そう言うと、乱雑な部屋からスプレーを
出して足に吹きかけた。


「キャ~!!いきなり冷たいよ~」


「湿布だから。」


冷たいけど気持ちがよかった。


「バカだな。けがしたらどうするんだ?」


「だって…会いたかったの。」
素直に言葉が出た。
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