最強ミックスフルーツ
理輝が私を見上げた。


「理輝が呼んでる気がした。」


理輝は、スプレーをかけるのを
やめてじっと私を見ている。


ドキドキした。


でも理輝には素直な言葉が必要だから……


「うちが理輝を抱きしめたかった。」



頬が燃えている・・・


理輝が私の頬を手でなぜた。


「うちが理輝を守ってあげる。」


もう自分で言って・・・
恥ずかしくて逃げたくなったけど


理輝の手が私の熱い頬を
しっかり捕まえてるから
この恥ずかしいシーンから目をそらせない。



「林檎…すげーここ熱い……」


「だって…すげー恥ずかしいもん……」


理輝のきれいな顔が近づいてきた。


「俺の目を見て。」


どアップの理輝に心臓が飛び出しそう・・・
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