最強ミックスフルーツ
放課後、私は帰り支度をした。


学校という居心地の悪いところから
少しでも早く解放されたい。
こんな気持ちがいつまで
続くのやら・・・・・・。


校門を出た時
バイクのエンジン音が聞こえた。


「まさか・・・・・」


理輝のバイクが停まっていた。



「林檎~」


「理輝!?どうしたの?」


「おまえが俺に会いたいって。」
理輝がぶっきらぼうに
私の頭にヘルメットをかぶせようとした


「はい、はい、私が会いたかったんです。」


「何よ、その言い方~」
ヘルメットのおでこをカツンと
合わせた。


「俺が会いたかった。」
理輝がささやいた。

鼻血が出そう・・・・・。


その時だった。


「理輝!!!」

麻妃が駆け寄ってきた。
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