最強ミックスフルーツ
「おとうさん、よろしくおねがいします。」


父は頭を床に
こすりつけるようにして
土下座した。


「自分はこんな体で
今までみちるに頼って生きてきたから。
みちるを失ったら
子供たちの生活もみてやれなくて
情けない、こんな体になって
本当に情けない・・・・
子供たちのことおねがいします。」



それをみていた
祖母と言う人は泣きだした。


「情けない、浩一・・・・・。
おまえがこんな姿になるだろうと
あの時言っただろう。
俺の言うとおりにしないで
あの女と逃げたから
あの女も、おまえも苦労した。
子供だってだ。
好きだ、惚れた…そんなことは
最初のうちだけ
あの女もおまえとこうなったこと
ずっと恨んで死んでいったんだろう。」



この人・・・何なの・・・
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