最強ミックスフルーツ
歩き出した理輝の手をとった。


「ん?なに?」


待って・・・・



「どうした?林檎?」


まだ一緒にいたい・・・



理輝が私の手を引っ張って
草のうえに転がした。


「いた~い・・・・」
理輝が私の顔の上で
意地悪く笑う。


「まだ一緒にいたい・・・」
理輝が言った。


「え?」



「林檎の顔に書いてある。」


私は頬を抑えた。



理輝のキスは甘い・・・・


理輝・・・・?
こんなキスあの人にもした?



理輝のキスの嵐を浴びながら
そんなことを考えて
不安になる私・・・・

理輝のこと知りたいの・・・・
もっともっと

人を好きになるって
幸せだったり不安だったり・・・・


私は私らしくいられなくなってる。

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