最強ミックスフルーツ
二人が帰ったあと
父が

「こうするしかなくて…
ただ、ひもじい思いはしなくていい
最小限の
衣食住に関しては
何の心配もいらないけど
何がおこるのかは想像がつかない。
だけどおまえたちなら
頑張れると思うんだ。
俺も病気と向き合って必ず
迎えに行くから
待っててくれるか?」


「うん!!おとうさん!!
僕信じてる。
だから頑張って!!
僕も頑張るから!!」


来地は父の胸に飛び込んだ。


「ごめんな。ほんとにごめん。
情けないおとうさんで
許してくれ。」


父の泣き顔がつらかった。
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