最強ミックスフルーツ
夕食の時間に着替えていくか
行かないか迷っていた。


だけど
もうここで生きて行くしかないから



この恩着せがましい
ルールにのっとって行くしか
道はないのか


ちいさい妹弟を
見てると
私だけのわがままで
巻きこむのは酷なのかも
知れない。



こんな大きな部屋で
食事や
学校に行くことを
与えてもらえるだけ
幸せなのかもしれない。



「桃、来地、着替えよっか。」


私は用意された
真新しい洋服を見つめた。
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