最強ミックスフルーツ
「そうやって悩んでもがいてる
林檎も俺には魅力的だけどな。」


「ほんと?」
唐突な言葉に驚いた。


「だってそれだって自分の奥深いとこに
かくれていただけでさ
嫌いになったり嘆いたりすること
ないんだと俺は思うよ。」


「つよピー・・・・」
つよピーの優しい語り口に
癒されていく。


「うれしいよ、今日ねもうひとつ
嬉しいことがあったの。
祖父母と話をしてみて
今まで高い壁があったけど
そこを乗り越えたような気がする。」



「よかったね。
また林檎は魅力的になるな。」


「え?魅力的だなんて
つよピーだけだよ、そんなこと
言ってくれるのは・・・・・
でもありがとう。
うれしいよ。」



「自信持て、今だって
輝いてんだからさ。」


泣けてきた・・・・
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