最強ミックスフルーツ
脇道に入って
秘密基地を目指した。


「ついてきてね~~」



「クマでないのか?」


「出るよ、多分。
見たことないけどね。」



雪が解ける前
最後にここに来たのは
去年の10月だった。


つよピーの息があがってきた。


「大丈夫?」



「いや…だいじょばない。」



「もう、ほら。」


私は息のあがったつよピーの
手をひいた。


「おまえさ、どんだけすごいとこに
秘密基地作ったの?」


「だって秘密だもん。
ばれちゃったらダメでしょ。」



「ま、そうだけどさ。
それにしても・・・・」


「つよピー体力つけないと。」
私はおかしくて笑った。
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