最強ミックスフルーツ
「林檎?」


「なんかここにはもう
うちはいないんだって思うと悲しい。」



「林檎…」


つよピーに抱きしめられた。


「つよ・・・・」

抱きしめる腕の力が強くなった。


「俺のここには
おまえの居場所があるよ。」


「つよ・・・・」


「理輝よりでかいよ。」


「ありがとう・・・・・
すごくうれしいけど・・・・
でもうちには・・・・・」


「わかってるけど・・・・・
俺のここのほうがおまえの占める
面積は広いっていうこと。」



「ありがと、だけど
うちには・・・・
うち・・・恋してる・・・・」



「わかってるよ。
気持ちを押しつけるつもりはない。」


「でもうれしいよ…うち…」


つよピーの組まれた手に
自分の手を重ねた。
< 261 / 430 >

この作品をシェア

pagetop