最強ミックスフルーツ

「父の病院によって帰るから
地下鉄の駅でおろしてください。」


運転手に言った。


つよピーは眠っていた。


「私まで送っていただいて
ありがとうございました。」

礼をした。


「いいえ。
とんでもないです。
おぼっちゃんが突然車を
出してくれと言うから
なんだろろ思ってたんですが
まさか・・・・
こんなに遠出になるなんて
あはは・・・」


「そうでしょうね。
つよピーは優しいから・・・
心配してくれたんですね。」


「心配というか
会いたかったんじゃないかな。
おぼっちゃんは
我慢するタイプだから
今回はめずらしいですよ。
よろしくお願いしますね。」


屈託のない笑顔がバックミラーにうつる。


「起こさないでいきます。
彼がおきたらよろしく
伝えてくださいね。」


そう言って安らかな寝息を
たてるつよピーに


「ありがと」


そう言って車を降りた。