最強ミックスフルーツ
父が心配するから
話を合わせておいた。


理輝がとても気に入った様子で

「林檎のこと
あんなに心配してくれて
おとうさんうれしかった。」

そう言って微笑んだ。


理輝が来たの?

私を・・・
私たちを見たの?



理輝らしきことは
すれ違ったバイクの音だけ



私は携帯を探した。
普段あまり活用しなくて
理輝との連絡に敏感になってる
自分がつらくて
携帯を見ていなかったから


慌ててカバンの中を探した。


電源切れの携帯はカバンの
奥深い底に眠っていた。



どうしよう・・・・                                                                                                   
相談する相手もなく
ただ茫然とする私だった。
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