最強ミックスフルーツ
「それから林檎にもな。」

つよピーの言葉に立ち尽くす麻妃


「女は気合だよな、リンゴちゃん。」

まーくんが言った。



「おまえらだって林檎の魅力に
気が付いてるから攻撃すんだろ?
いい加減に認めたら?」
つよピーが麻妃の前に立った。



「男から見ててもおまえらの
情けないイジメは見てて
哀れになる。
その反面、それに耐える林檎が輝いて
おまえら悪循環だと思うよ。」


まーくんが拍手したら
不思議にクラスから拍手が増えた。



その拍手は数人の男子からだったけど
どんどん大きくなった。



「なんなの?強志、
あなたも林田さんにやられちゃった?
男に媚びるのうまいのね~
びっくりしたわ。
あなたたち三人は
いつもきれいなものばっか見てるから
田舎のおサルちゃんが
珍しくて仕方ないのよ。」



「おまえには俺らの
友情がわかんねーんだな。
林檎に何かしたら俺がゆるさねーからな」


つよピーの言葉に静まり返った。
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