最強ミックスフルーツ
「違うよ、愛していたから
春妃さんは罪悪感に苦しんだんだよ。
本当の心には違う人がいたかも
知れないけど
でもそこに理輝もいた……。
理輝に何か求めていたのかも
知れない。
理輝は素敵だよ・・・・。
うちは理輝が大好きだもん。」


恥ずかしくなって
理輝の胸に顔をうずめる。



「俺が一番好き?
強志やさっきのやつより?」



「バカなことを……
一番好きだからここにいるじゃん。」



「信用できないから女なんて。」


「男だってそうじゃん。
愛がなくてもこんなことできるじゃん。」



沈黙が続いた・・・・・



「理輝はおとうさんと
真剣に話さないと前に進めないよ。
もう真実を知ってんの
おとうさんだけだもん。」


理輝は深くため息をついた。
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