最強ミックスフルーツ
爆発的なヒットを飛ばし
春妃は頂点に立った。


そんな時
坂本から連絡をもらい

春妃の新曲のPVに主演してほしい


と言われた。



「PV?」


「春妃の希望なんですが……」


「なんの役?」


「春妃の片想いの役です。」


「それまた、リアルだな~
親友の子で、自分の娘みたいに思ってるから
なんでまた……」



「最近、様子が変なんですよね。
悲しい歌ばっかでワンパターンでしょ?
でも、こんな曲しかかけないのって
ちょっと行き詰ったかなって……
なんかきっかけを模索してる時
春妃が書いた新曲を自分が演じたい
そう言いだしたので
俺もそれはいいなって。
なんとか俳優として受けてください。
春妃の飛躍につながるし
いい曲なんです。」



複雑だったけれど
断ることもできずに・・・
俳優としてのプレッシャーを初めて感じた。
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